まえがき
本記事は「げむすきサントラ紹介 Advent Calendar 2025」に向けて書かれた記事となります。
詳細はこちら。
https://adventar.org/calendars/11397
【同時開催】
げむすきゲーム紹介 Advent Calendar 2025
【1】 https://adventar.org/calendars/11335
【2】 https://adventar.org/calendars/11336
【3】 https://adventar.org/calendars/11565 ←ここにも寄稿予定です
こんにちは。若竹エニシです。
このたびサントラアドカレにどうしても参加してみたく、筆力は及ばずとも賑わいの一助となればとの思いで参加させていただきました。
自分が紹介するのは「ゼルダの伝説」シリーズより「ゼルダの伝説 夢をみる島 オリジナルサウンドトラック」です。申し訳ないがSpotifyなどには無さそうですまない……
プロモーションビデオ:
商品情報(コロムビア):
https://columbia.jp/prod-info/COCX-41117-20/
サントラ概要
「夢を見る島」のリマスターが2019年9月に出たことは記憶にあたらしいことですが(いやちょっとまて2019年!?)、こちらは2020年3月に発売した、同タイトルの楽曲を収録したサウンドトラックとなっております。
こちらのサントラ、有難いことにSwitch版とゲームボーイ版の2種収録になっております。やったね!Switch版とゲームボーイ版、それぞれ2枚組で4枚組のボリュームです。
BOXも可愛い。夢を見る島で踏破するダンジョンの最後で手に入れる楽器たちが描かれていますね。既プレイ者であれば、8つの楽器がすべて揃う図は色々な感情がこみあげてくるかもしれません。
あ、ちなみにサントラは曲名にシナリオのネタバレがあるタイプなので、夢を見る島をやってみたい人で、ネタバレを避けたい人はゲームをやってしまうのが吉です。リマスターでなくてよいなら、NintendoOnlineのゲームボーイクラシックスにあるので、ぜひ。
前フリ
実のところ自分は音楽知識というのはまるでなく、音源の良し悪しというのも人並み以下にしか分からない上に、使ってる楽器さえ合っている自信がないのですが、思い入れのあるゲームの音楽を聴いて、この曲がかかっていたイベントはこうだったなあとか、この曲なんか好きだな~に浸るのが好きなタイプです。
なので音がどうというよりは、かなりゲームの内容に沿ってしまうのですがお許しください。
また根幹には触れませんが、多少のネタバレを含みます。
と長い前フリをここまでにして、ここ好き曲をいくつか抜粋していきます。よろしくお願いします。
Switch版音源
フィールド(初回・通常)
かぜのさかなのうた
「夢を見る島」の代名詞と言っても過言ではないと思っている、「夢を見る島」の中で何度も聞くことになるであろう曲、それが「かぜのさかな」です。冒険の舞台となるコホリント島で出会う少女・マリンが歌ってくれるほか、ダンジョンをクリアした時の楽器も奏でてくれます。
そしてシナリオの重要な鍵を握る曲でもあります。マリンが大好きな歌、教えてくれる歌、そして徐々に島の真実を知る中で、この歌がどんな意味を持つのか?そこはプレイしてみてほしいです。
ちなみにSwitch版のTVCM版として歌詞がついたバージョンもあります。(ゲーム内で流れるのはインストですが!)サントラなら気に入った方をずっと聞いていられます。やったね!
タルタル山脈
夢を見る島で一番好きな曲は?と聞かれると、かぜのさかなはもちろんいい曲ですが、個人的ぶっちぎりはタルタル山脈です(というかゼルダのメインテーマのアレンジにあたるのですけど……ゼルダシリーズやってるとこのテーマが魂に染み付くんだ……)
実はサントラにも4パターン(Switch版3パターン+ゲームボーイ版1パターン)収録されており、それぞれ曲の雰囲気が違うのです。
- タルタル山脈
- タルタル山脈(後半)
- タルタル山脈(マリンと一緒)
- タルタル山脈(旧版)
ゲームでは中盤あたりに訪れることになるタルタル山脈は、序盤を乗り越えてきたリンク達を更なる敵のバリエーションを持って迎えてくる場所です。
最初に訪れるのは(2番目のダンジョン前にも僅かに聞ける場所がありますが)主にタルタル山脈そのものに用があるというよりも、山脈を通って行かなくてはいけないダンジョンに向かう時になるでしょう。軽快なリズムを裏に、緊張感と勇ましさのあるメロディラインが、今までとは少し違う場所だぞ、気を引き締めるぞということを表すようです。
原作と異なるところとして、Switch版ではタルタル山脈(後半)が追加されています。このバージョンは終盤のダンジョンのクリア後、マリンが関わるとある重要なイベントが終わった直後から流れます。
このイベント内でリンクはマリンの行動の一部を知ることになるのですが、ここまで来たプレイヤーたちにはその行動が何に繋がるがが想像できるものになっています。そして、マリンの心境も。
それでも、進むしかない。そんな心境の時にこんなBGMを持ってこられてもう本当に震えました。
タルタル山脈(後半)は、今までと違って軽快さが鳴りを潜め、重く、ゆっくりと変化します。エンディング、シナリオの終わりが、曲の雰囲気からもありありと伝わってきます。
そして、旧版をやっているとなおさら、もう戻れないところに来ちゃったんだ、と思わせてくるBGMの切り替わりを受けて、最初に聞いたときは思わずその場で足を止めてしまいました。
メーベの村
夢を見る島で最初に訪れる村であり、マリンが住んでいる村のBGMです。穏やかながらもノスタルジックさがあり、少し寂しさを感じさせます。
1ループ自体はかなり短いですが、リメイク版では様々な楽器で音が少しづつ変わっており、飽きさせない魅力を持っています。
"今はやりのゲーム"に入り浸っているリンクも多いかもしれませんが、たまには村の音楽をじっくり聴くのもオツです。
コホリント島XX
曲のタイトルでネタバレがあるタイプ、と言ったのですが、この曲がまさにそれで、この記事内ではぼかしています。
音楽が好き、というよりは思い入れが深い曲なのですが。この曲を聴くたびに、ゲームの思い出が浮かんできますね。
ちょっとネタバレがというかこの曲はネタバレ無しだと何も言えないので、以下にこの記事の最後に繋がるショートカットを置いておきます。
エンディング ~ スタッフロール ~
こっちはこういうタイトルで収録されているのでそのまま書いています。っていうかこれもほとんどゼルダのメインテーマの大胆アレンジじゃん!ただゼルダのメインテーマが魂に張り付いた人になっちゃうじゃん!と思いつつもやっぱり好きなので載せています。ゼルダのメインテーマ、無限に味がする。これガチ。
かぜのさかなの歌声から始まり、大きな盛り上がりを一度見せてからのエンディングを飾るにふさわしい勇壮で華やかさと、夢を見る島としての繊細さにも思いを馳せるような曲になっているのではないか……と一人で思ったりしています。
途中でGB風アレンジも入っていて、めちゃくちゃテンション上がります。昔と今のいいとこどり感がある!この前に流れる曲からの演出も良いし、つまり、エンディングが最高ということです。
(おまけ)ゲームボーイ版
フィールド(初回)
中ボス戦
ボス戦と中ボス戦の曲は、ストーリー性のある「曲」というよりは短いフレーズの繰り返しに近いのが夢を見る島です。
中ボス戦はダンジョンの山場の一つであり、緊迫感のあるフレーズになっています。が、私はなんとかく中ボス戦のフレーズが好きで口ずさみながら戦っていたので緊迫感より面白かったな~の気持ちが強かったりします。
アングラーの滝ツボ
夢を見る島のダンジョンはそれぞれに固有のBGMがあるのですが、アングラーの滝ツボはほぼ洞窟と一緒なんですよね。ど、どうした!?
ちなみに、リメイク版だとハープっぽい音から入る神秘的な曲になっています。これアレンジに困ったんじゃないかな……
締め
本アドカレを書くにあたって再度サントラを聞きなおしたりしていたのですが、結構同じテーマのアレンジが多かったんだな……!と再確認しました。それでも何となく雰囲気が異なっているのですごい。あと私がゼルダのメインテーマ好きすぎなので、こんなタイトルになりました。
ゲームの内容も勿論良いし、2Dゼルダ全般として難易度も高くないので、気が向いたら触ってみてくれると私がとっても喜びます。
拙い内容ですが、読んでいただいてありがとうございました!
※下はネタバレを含む部分です







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